本格推理アドベンチャー「一柳和、最初の受難 雨格子の館」を初クリア。
しかもなんかいきなりSランクでした。やったね!
ということで、ぐだぐだ感想。無駄に長ったらしい上にまとまっていません。
推理の重要なネタバレ多々です、ご注意。
今までやった推理ゲームがサウンドノベル系ばかりだったせいか、アドベンチャー要素が新鮮でした。
自分が動けば殺人を阻止できる、違う言い方をすれば自分が動かなきゃ犠牲者が増える、ってのがすごく良いと思う。
キャラクターがみんな魅力的で、誰も死なせたくないから頑張ってしまう
(※斑井は除く)。
しっかり読んで重要なところを覚えなければいけないというところが、ちょうどいい難易度になってるのかな。
私の場合、犯人がさっぱりわからず3回ゲームオーバー、犯人はわかったのにアリバイ表をちゃんと更新しておくのを忘れてもう一回、5週目でやっとクリアしました。
ちなみにその最初の3週は、一日に同じ人には最高2回しか話しを聞けないと勘違いしてて、まったく証言が集まらず犯人もわからず、殺害完全阻止が手一杯でした。
うむ、実に馬鹿ですね。気づいて愕然としました。
“推理ゲーム”としてまとめると、
一人ずつ話を聞いて情報を集めて矛盾を探してアリバイ表を組み立てて…ってのが本当に
“推理してる”感じでちょっと感動しました。
自分で証言を集めて、
犯人と動機が解った時の快感がたまらない!まさに“閃いた”。よく推理小説であるような、“最後のピースが揃った”感覚を実際に味わえました。
重要な一つの証言で、バラバラだった他の情報が次々まとまっていく。
本っっ当に気持ち良かった!!今までやった推理ゲームでは、一番面白かったかも。
では、お次はキャラクターに関してぼそぼそと。
ゲーム中ずっと役名で通っていたので、そのまま役名表記で。
まず主人公、一柳 和。
日織曰く、“アグレッシブな怖がり”。
怖いのは嫌だから、これ以上怖いことが続かないように奔走する。
推理ものの主人公としては珍しいタイプだと思う。
これが21歳って嘘でしょ?しゃべり方も見た目も子供っぽかったし。
そのうえ、素直でとことん“いい人”。
なんか、こう…庇護欲をそそるようなものがある。
とりあえず、
和さんかわいいよ和さん。これに尽きる。
相棒もとい保護者、日織。
静奈ちゃん曰く“和たんの飼い主”。
うん、静奈ちゃんの表現が的確すぎてそれだけで十分だと思う。
和さんを全力で守ろうとする、ちょっと変なお兄さん。
着流し+ひとつ結び+イナセな口調=涼しげ和風な男前 のフルコンボで、
私は登場1分で落ちました。しかもシリーズ通して出てくるキャラなんですねやっほおおおう!!
EDで日織の髪結いシーンとか誰得だよ私得に決まってるじゃないですか。
似合わない執事役の青年、椿。
このゲームで、私がいちばん好きなキャラクター。
最初は日織に注目しすぎてあんまり気にしていなかったけど、執事キャラが崩れて地が出た瞬間にときめいた。
阻止できる中で一番に殺されるキャラなので、2回ほど普通に阻止失敗して死なせてしまった…ほんとごめん。
めちゃくちゃ頑張って阻止した翌朝のCGで更に惚れました。眼鏡キャラが眼鏡外した時の破壊力ってものを今まで侮ってたよ…。
その時の一枚絵はもちろん最高だったけど、EDで流れる執事衣装のまま眼鏡拭いてるとこもまた素敵。
あ、そういえばEDで椿くんから手紙が届いたんですが、あれ、調べたところいちばん好感度が高いキャラクターから来るそうで。
…私が、ストーカーみたく構いまくったせいですねわかります。もうあまりに好き過ぎて、アクションゲージが余るとひたすら椿くんの部屋で無駄話してました。
だってこの人、部屋から帰ろうとすると「もう帰っちまうのか?」とか言うんですよ!
そりゃ何回も会いに来ますよ!双子の妹…?、鈴奈。
どこからどう見ても女の子なのに、
実は男でした。正直、これにいちばんびっくりした。
普通にしっかり者でお姉ちゃん想いの女の子だと思ってたよ…。
方言かわいかった。
双子の姉、静奈。
鈴奈ちゃん曰く、“演技の天才”。
色々詳しいミステリマニア。
チケット送るって言ってたし、和さんたちとはいい友達になっていくのかな。
やっぱり方言かわいかった。
ただの筋肉馬鹿じゃなかった、那須。
実は帽子屋。
この人と椿くんの掛け合いが大好きで、とにかく二人セットで救うことに必死でした。
というか…こんな性格で素晴らしい脚本家って…何なんだこの人素敵過ぎる。
日織のヒントがないと見立ての本が分からない上、隠すものも多いので難易度は最高かな?
生還後は忙しいだろうけど、かっこよくなるらしい和さんを鍛えてやって欲しいなぁ。
あ、あと椿くんにオファーしたってことは、またこれからも漫才みたいなことやってんだろうなぁ。
渋いベテラン俳優、暗石。
やたらかっこいいオジサマ。
好感度上げていちばん変化があった人かな。
ちょっと口下手っぽくて警戒心強いけど、なんだかんだでいい人。
泣きそうになって嫌がる和さんに無理矢理怪談話聞かせるのを見て、身近に一人くらい欲しいタイプだと思った。
こんな人が知り合いにいたら、時代劇めっちゃ真剣に見ちゃうよ。しかも斬られる側の人を(笑)
そして犯人、御陵。
静奈ちゃん曰く、“呪われたネメシス”
不幸な過去と誤解で、人を殺めてしまったお母さん。
ただの天然お嬢様ならよかったのに…。
この人が犯人かも、と思ったのは3週目でゲームオーバーになった後で、頭冷やして考え直したら、てるてる坊主を見ていない矛盾に気づいた時。
4週目から御陵さんを犯人と仮定して聞き込みをしたら、それらしき証言が出てくる出てくる。
運よく一度目で犯人説得できたのですが、犯人の自白シーンで涙腺崩壊したのなんて初めて…。
人を殺すならせめて誰が帽子屋か確信してからにしなさいとか、見立てできなくなったくらいで諦めるなとか、色々つっこみどころはありますが…。
ちゃんと罪を償って、梨奈ちゃんのお墓参りして、「はじめまして」って言えますように。
よし、もう登場人物いないよな?
日織のじいちゃんとか四倉さんとか、話せない人は感想書きようがないので割愛。
あ、ルロイ伯爵って結局なんだったんだ…?以上。
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